ストライプやデニムを使ったモダンなキモノスタイルを発表したJOTARO SAITO 2011-12年秋冬コレクション
2023-09-01
2011年6月9日、白金にある八芳園白鳳館にてキモノ作家である斉藤上太郎氏によるキモノブランド「JOTARO SAITO(ジョウタロウ サイトウ)」のファッションショー「2011-12 JOTARO SAITO KIMONO STYLE CLLOLLECTION」が行われた。
斉藤氏が今回掲げたコレクションテーマは「+STRIPE」。既存のパターンやモチーフにストライプやボーダーをプラス。“+ストライプ”することでキモノは、よりドレッシーに、よりシックなモードに変化を見せた。
今回のコレクションでは、新作の紬生地をオリジナルで制作。縦糸は正絹、横糸に先染めの紬糸を織り込み、後染め用でありながら先染め風合いの紬生地を開発。また、今回新たに制作した新作生地パターンは、囲み格子大バラ大切取り4/6縞市松ウンゲン横段ギザギザラメ縦黒ねじり縞の計7タイプに及ぶ。
手書きのランダム調格子を載せたドレスキモノや、ボーダードット柄を組み合わせたドレスキモノが登場。また、大バラの生地地紋に沿って手書きが施された振袖や、レース柄をモチーフにしたキモノ、メンズコレクションでは新しいデニムキモノの素材として銀糸を織り込んだ生地や星と雲の刺繍デニムキモノ等、若い世代をターゲットしたキモノも多く見られた。
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