ポワレからディオール、バレンシアガ等イヴニング・ドレス150年のエレガンスを - 神戸ファッション美術館特別展示
2023-09-01
2012年4月19日(木)~7月3日(火)の期間中、神戸ファッション美術館で「憧れのイヴニングドレス ―パリオートクチュールを中心に―」が開催される。また4月21日(土)、5月12日(土)と6月16日(土)の14:00~から30分間、学芸員によるギャラリートークも実施予定。
パリモードが創り出したさまざまなドレスの中に、いつの時代にもその中心には「夜会服」とも称される絢爛豪華なイヴニングドレスが存在する。19世紀前半のフランスの上流社会では、モーニングドレス、アフタヌーンドレス、ティーガウン、イヴニングドレスなど、時間に合わせて衣装を着替えるという習慣があり、夜を彩る様々な娯楽が誕生した1850年代、女性たちはディナードレス、ボウルガウン(舞踏服)、シアタードレス、オペラドレスなど目的に合わせてイヴニングドレスを選び、身にまとって出かけていた。時代の空気を色濃く反映し変貌する社交の形態とともに、その重要な要素であるドレスもオートクチュールの成熟とともに多様化、そして発展していった。
左)イヴニングドレス 1865年頃 フランス 神戸ファッション美術館蔵
右)クリスチャンディオール ボウルガウン 1957年 神戸ファッション美術館蔵
今回の展覧会では、第二帝政以降の約150年間の夜会服をパリのオートクチュールを中心に展示。時代背景から生まれたドレススタイルやポールポワレ、キャロ姉妹店、ジャンヌランバン、クリスチャンディオール、ピエールバルマン、マダムグレ、クリストバルバレンシアガ、エルザスキャパレリなど、流行を生み出してきたデザイナーの作品より、いつの世も女性が憧れ、夢見てきたイヴニングドレスの究極のエレガンスを実際に見ることができる。
【展覧会情報】
憧れのイヴニングドレス ―パリオートクチュールを中心に―
会場 : 神戸ファッション美術館
住所 : 神戸市東灘区向洋町中2-9-1
開館時間 : 10:00~18:00(入館は17:30まで)
入館料 : 一般500円 小中高65歳以上250円
※入館者は「神戸ゆかりの美術館」を無料で回覧可能
※「小磯記念美術館」へは入館券の半券提示により団体料金で入館可能
※上記料金で特別展示とベーシック展示の両方を回覧可能
■ギャラリートーク
開催日時 : 4月21日(土)、5月12日(土)、6月16日(土) 14:00~(約30分)
※申し込み不要
【問い合わせ先】
神戸ファッション美術館
TEL : 078-858-0050
URL : http://www.fashionmuseum.or.jp/
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