エルメス“鎖”モチーフのハイジュエリー「アンシェヌモン・リーブル」登場、銀座店で公開
2023-12-21
エルメス(HERMÈS)のハイジュエリー「アンシェヌモンリーブル」が発表された。2019年7月28日(日)まで東京エルメス銀座店で一般公開される。
エルメスにとって「鎖」とは…

エルメス「アンシェヌモンリーブル」は、メゾンの大切なコード“鎖”にフォーカスを当てたハイジュエリーコレクションだ。

馬具工房として創業したエルメスにとって“鎖”は原点ともいえるモチーフ。馬具に使われてきた“鎖”や、アンカーチェーンから着想を得たシルバーブレスレット≪シェーヌダンクル≫は、メゾンのその長い歴史の中で、何度も取り上げられ、スカーフのモチーフや洋服のディテール、ファインジュエリーやファッションアクセサリーのインスピレーションなど、何度も形を変えて登場してきた。
“鎖”モチーフのハイジュエリー

この伝統とメゾンのノウハウへの敬意を示して、ジュエリー部門のクリエイティブディレクター ピエールアルディは“鎖”の造形美にフォーカスを当てた、ハイジュエリー「アンシェヌモンリーブル」をデザインした。
「アンシェヌモンリーブル」からは、大きく分けて6つのコレクションが展開される。素材は、ダイヤモンドやブラウンダイヤモンド、ピンクオパールなどの希少な貴石を厳選している。
立体感&動きのあるジュエリーで造形美を楽しむ

ポイントとなるのは、フォルム。ジュエリー作りにおいて、まずピエールアルディが決めるのはフォルム。そこから派生するように金属の色を決め、貴石を選び、職人とともに繊細なジュエリーを制作している。
シューズのデザインのように絶対的な尺度がないジュエリーは、自由。アンバランスで左右非対称なもの、揺らめき動きのあるもの、芸術作品のように立体的なものなど、様々だ。

ユニークなフォルムでありながら、どのピースも身につけると身体にしなやかにフィットするほか、軽やかだ。パブェダイヤモンドが密に並んだネックレスも400g以下に設定されており、そこからもピエールアルディのこだわりを感じられる。
エルメス「アンシェヌモンリーブル」みどころ
1)まずはネックレスから鑑賞

各コレクションはネックレス、ピアス、リング、ブレスレットなど、様々なアイテムで構成される。まず初めにチェックして欲しいのがネックレスだ。「ネックレスからコレクションデザインをはじめる」とピエール自身がコメントしているように、各コレクションのシンボル的なピースだからだ。
2)“鎖”モチーフのデザイン変化

全6コレクションはすべて“鎖”をモチーフにしていながらも、表情が一つひとつ異なる。“鎖”が大きくなったり、小さくなったり、その大きさの変化はもちろんだが、石選びや組み合わせで変化する雰囲気や、“鎖”モチーフの取り入れ方の変化も感じとってみて欲しい。
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